2013年9月9日月曜日

消えていくんだねーPart2

ツイッターでは随分前に呟いたんですが、サンビリヤード伊勢佐木町店が9月23日あたりで閉店する様です。深夜にコソコソと活動する事が多く不規則な私にとっては24時間フル営業のサンビリはマッチしていたんですよねぇ。


オープン当初はジャパンオープンの予選会場とかにもなっていたのにね。原因が経営状態なのかオデオンビルの問題なのかは良く分かりませんが誠に残念であります。この2年大変お世話になりました


そういえば、先週一人で練習していた時。9名様程中国出身だと思われる御一行様ご来場。私の隣から3台をご利用されたのですが、その中のお一人が私の背後に置いていたブレイクキューをおもむろに持ち上げて物色するではありませんか(汗)


このお店、半分くらい台が埋まるともう貸しキュー不足が発生。そういう状況も有りますが、よもや自分のキューを持って行かれそうになるとは思いませんでしたよ。一瞬カチンときましたが、その後は気持ちを平穏に保ち練習に励めたので、少し大人になった気がします。


色々と不満点は有りましたが10数年利用して来た場所が無くなるのは寂しい物です。
来月から何処で練習しようか悩み中で有ります。困った。


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さて、球の話から一転、最近読んだ小説を紹介させて下さい。


山登りを始めてから山岳系の小説も読むようになりました。今週読んで衝撃を受けたのが、ブログつながりの方に紹介されて読んだ沢木耕太郎さん著の『凍』という作品です。


世界的なアルパインクライマー・山野井夫妻の、2002年10月・世界第15位の高峰・ギャチュンカン北壁登攀からの生還の記録を書いたノンフィクション。通常ヒマラヤ級の山へは大規模なパーティーを組み、酸素ボンベ等を利用するのが一般的なのですが、この山野井さん夫婦はボンべ無しの無酸素で、単独なり少数で登るという、とても過酷なスタイルの登山家。


ちなみに私は2000m付近で軽い高山病の兆しが発生するとても耐性が低い人間です(涙)


奥さんはこの2002年より以前のヒマヤラ・マカルー挑戦で重度の凍傷を負い、手の指を第二関節から十本すべてを、足の指は八本を失い、鼻の頭も失っておられます。それでなお山への情熱は無くならず挑戦を続けておられます。


そして本作品の舞台であるギャチュンカンでは、下山時に雪崩に襲われ、夫の泰史さんも右足の指五本と左右の手の薬指と小指を付け根から失われました。奥さんはさらに両手の指を付け根から失われてしまいました。


そこからの生還と、手術後に山へと復帰されて行くお姿が鮮明に描かれています。山登りに興味が無い方にもとても読みやすく感動を与えてくれるノンフィクションだと思います。山をお散歩する程度の智識しか無い私でも読めました。岩壁登攀って凄いですねぇ(^_^;)私、怖くて寒い思いなんてしたくありませんよwヒマラヤクラスへ登るという事がどれだけ過酷なのか、少しだけでもイメージが膨らみました。


山野井夫妻がTBSの情熱大陸に出演された映像がありますので是非見て下さい。指を無くしてもまったく衰えない山への気持ちには、ただただ敬服するしかありません。



泰史さんが『11歳の時に山に出会ってからずっと発狂状態なんだよねえ』とおっしゃっている姿が印象的です。全てを投げ出して一つの事に集中されているお姿は、理解不能な事も多いですが、猛烈な感動を与えていただいた事だけは確かです。この映像を見て興味が有る方は『凍』を手に取る事をお薦めします!


では!

4 件のコメント:

  1. サンビリがついに閉店ですか・・・。

    あの状況では、仕方がないかな~という感じですね。

    閉店前にちょろっところがして来ます。

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    1. > g-gf

      10年ちょい前は、あそこで良く転がしたよねー。
      一人練習が好きな私としては有り難い場だったのに(T_T)

      久しぶりに稽古つけて下さい!

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  2. 私も調布の店と向ヶ丘遊園にあったサンビリが閉店してしまってから、コソ練する場所がありません(^_^;)
    ホームはあれど、ここ2年は難民状態。
    関東圏ですら厳しい状況になってきましたねぇ。。。

    沢木耕太郎さんといえば、「深夜特急」もおススメです。
    バックパッカーのバイブル的な存在ですね。
    40代で読みましたが、かなりワクワクしましたよー。

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    1. >鮫さん

      サンビリはコソ練するにはうってつけの場所って事ですね^^;
      あんなに広々してゆっくり出来るスペースはなかなか無いです。


      沢木耕太郎さんは初めて読んだのですが、とても読みやすくて、スッと本の世界に入って行けました。『深夜特急』読んでみます(^^)

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