2013年5月11日土曜日

教えてくださーい♪

一昨日のお話。深夜に一人サンビリにて練習しておりました。3時過ぎたあたりで、そろそろ引き上げようかと考えていた頃に、ダーツコーナーで騒いでいた20台前半とおぼしき、ほろ酔いカップルが

男『すみませーん、ビリヤードってどうやるんすかー。おしえてくださーーーい♪』

と、ちゃらい感じで声をかけて来ました。珍しく絡まられましたよ。一人で練習している時は、”近づくなオーラー”を出しているつもりなんですけどね。まだまだ足りない様です(^_^;)


おそらく、男性はビリヤードに興味は無くダーツをやりたい。でも彼女側はダーツに飽きた、もしくは敵わなくてつまらなくなり、ビリヤードに興味を少し持つ。そこで彼氏にビリヤードのおねだり。分からんから、近くのおっさんに声かけて見よう、的なノリだと推測しました。グローブ付けて一人で練習しているのが珍しかったのかな。


私『ビリヤードやるなら別料金払わないとダメだよー』
男『あぁーそういうシステムかー、まいったなー』
女『じゃー見てていいですかーー』
私『汗』


とりあえずマシンガンのごとく繰り出される質問に答えながらやってみる事に。


ここで一番重要なのは、相手が何処まで知っているのかを推測出来る能力だと思います。ふたりともやった事が無いとは行っておりましたが、予想以上に興味津々でグイグイくるもんですから、少しは智識があるのか?と思って対応してしまいました。


男『どうやれば、勝ちなんですか?ルールは?』
私『ゲームによって違うよ。ナインボールだったら①から順番に落して⑨・・・』
男・女『?????』

男『これどっから球が出てくるんですか??』
私『・・・・』

女『それ何塗ってるんですか?』
私『チョーク?滑り止め・・・・』
女『???』


女『いつも一人でやってるんですか?』
私『いや人ともやるけど、今は一人で練習してるだけだけど』
女『へー、普段何やってる人なんですか?』
私『いや、職業はほっといてよw』
女『あーーXXXXXだーー』
一発で当てられて動揺する私・・・(;_;)
私『職業の事はほっといてねww』


男『それマイ棒ですか?どうやって持ち運びするんですか?』
私『いや、こうやって分割して・・・』
女『すごぉーい。釣り竿みたぁい』
私『・・・』


女『いつもやってるみたいにやってみて下さい』
私『こうやって適当にちらばらして、シュートする練習とか良くやるよ』


男・女『????』
私『これを番号順に入れていく練習をね・・・』
女『もしかして、一発で全部入れたり?』

あ、あかん。今この娘の目が飛んでる・・・。
脳裏では、トリックショット的、もしくは北斗七星ショットをイメージしてるな・・・。


女『なんで片方にしか手袋してないんですか?』
私『キューが滑りやすくする為だね・・・』
女『あっそっかー』


男『何色が何番か覚えてるんですか?』
私『⑩番迄は・・・』


いやー怒涛の質問ラッシュでしたよ。びっくり。
でも私が細かく説明しようとすると、お二人の頭にはクエスチョンマークが大量発生しているご様子で、すぐに次の質問へ・・・。


私の前提が大甘だった事を悟りました。


女性は既に飽きてきた様子。調度良く女性の友達が到着しました。その瞬間女性の頭からビリヤードの事は一切合切消え去り、到着した友達とダーツコーナーへと向かったので有りました。


男性だけは、『ありがとうございました!今度ダーツ教えますよー』『ダーツの方が絶対面白いですよ!』と一言余計な挨拶をしてダーツコーナーへと帰って行きました。ポカーン。


普段あまり関わりたくは無いけど、特に嫌な印象も受けず、爽やかめなカップルでしたね。
なんとも変な時間でした。


一番痛感したのは、私の大前提が大きく崩れ去った事。手球を撞いて的球をポケットさせるという、ポケットビリヤードの一番の大前提を省いてしまった私が悪かったです(^^)


でも、あのくらいのトッポイ兄ちゃんだったら、少しは知ってそうなものですけどね・・・。


私危惧しまね。若者のビリヤード離れはここまで来たかと・・・。


前川先生にブレイクショット(漫画)の続編を書いて頂き、少年誌に掲載して頂くなんて夢の様な事が現実になれば、若者へのビリヤードの刷り込みは一発解決なんでしょうけどね。私もこの漫画がなければビリヤードやってないと思いますから。ダグラスショットやら、土門スペシャルなんて夢が有って良いじゃないですかねー^^;


ちょっと前には、ハイランドさんで、二人組の未成年っぽいお兄ぃちゃんからも、『ルールとかどうやれば良いんですか?僕達初めてなんですけど』と声かけられた事がありました。『とりあえず、番号関係なく一つ落とせば一点、というベーシックな奴が良いと思うよー』とだけ答えて、ほったらかしときましたが(私も相撞き中だったので)、楽しんでやっていた様です。今時の若い子は見た目と裏腹に素直な子が多い印象が有ります。如何に?


ビリヤードはやってみたいけど、ルールが難しそう、どうやって良いのか分からない。って方も多いんでしょうね?(かく言う私も、やりたいなーと思いつつ、スリークッションをいまだにやれてませんし。)敷居が高いゲームになってやしないだろうか?と危機感を持ちましたね。


何処の業界にも、コーチ魔ってのがおりまして、傍から見ると滑稽なんですが、全くの初心者さん達へ、こちらから少しアドバイスをして見る等の心遣いも必要なのかな~、なんて、柄にも無い事を思った一日でしたね。まー難しいけど、ビリヤードを若者に認知させないと増々球屋が閉店しちゃいますよね。


では!

3 件のコメント:

  1. ブレイク馬鹿2013年5月12日 0:09

    僕はマイキュー持たずはじめての球屋行って利き手じゃないプレーの練習していたときに世話好きさんが語りに来てましたね(笑)ちょうど球越しの練習していて当然利き手でないのでシュート率は落ちるのですがまぁそこそこ入るし惜しい感じは出てたみたいで筋が良いって言われました。センターショットや先球フットならシュートは入るんですよね。手球のコントロールは限定されます。
    教えるのはどこ目指してるかによりますからね。
    某ビリヤードブロガーのSさんちの球日記にもかかれてるように、とにかく撞いてくれ!が手っ取り早いですよ♪

    お疲れ様でしたm(__)m

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    1. >ブレイク馬鹿様

      今回の子らの様に全くのゼロの場合はそれなりに入り口を見せてあげて
      ビリヤードをやりたくなる様なきっかけ作りが出来れば良かったかなーって、
      相当ハードルが高い事を思ってしまった訳です^^;

      真摯に受け答えしただけでも、私は偉いですかねw

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  2. ブレイク馬鹿2013年5月12日 23:22

    そう思いますよ。

    自分もいろんな球屋で転がしますが、基本は自分が上手くなりたくて強くなりたくて練習なり相撞きをしているので上手くなりたいか強くなりたいのを感じられない限り、面倒見はよくないです。

    お店からコーチングを頼まれることはありますね。駆け出しプレーヤーとか引き込みたい熱意のある人なんかですね。

    お店から頼まれることはほかに面倒くさい客とギャンブル臭がプンプンする人の相撞きか(笑)

    ちゃんと練習時間を割いて素人の相手を出来る器を作らないとダメなヘッポコでしたm(__)m

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