2014年5月31日土曜日

残雪期の富士山へ挑戦!

去年の11月に3度目の挑戦をするも、体調不良で八合目で撤退した富士山。
他の山頂からいつも眺めては早くあの日本一のテッペンに立ちたい!といつも溜め息ばかり付いていました。ただ、登りたいけど、厳冬期の富士山の難易度はかなりの物です。私の力量では死にに行くような物です。チャレンジと無謀は違います。


私が登れそうになる時期を待っていました。いよいよ富士山チャレンジです。


5月27日に日付が変わった深夜に自宅を出発しました。この時点では相当な雨風。東名高速の運転は、水しぶきにより視界ゼロになったり、わだちにタイヤを取られたりと、危険な思いをしました。いや怖かった(汗)


03:00 富士宮登山口五合目駐車場(富士山の南側からのアプローチ/約2、400m地点)へ到着。この時点でも雨風は強いです。とにかく体調を整えるべく、車内で眠ります。


05:00 頃に一度目を覚ますと、天候は好転していました。穏やかな朝

07:00 富士山を眺めます。雪はだいぶ減った様に見えます。

08:16 気持ち良い朝になりました。

08:18 駿河湾、伊豆半島も綺麗に見えます。風も穏やか、登山スタートです。


駐車場からスタートします。

昨年の6月4日にも挑戦ししましたが、その時よりも随分雪の量は多いです。とはいえ急速に雪解けは進んでいます。


登り始めて1h程。急勾配をちょっと歩いては立ち止まり、息を整えてはまた頑張ります。

 11:24 8合目が見えました。


八合目からの景色はいつも素晴らしいです。んー雲が近い!
この辺りが精神的に辛いです。次の調度良いポイントが見えたら、もうそこで辞めとこうかって悪魔の囁きが。弱い自分との闘いですよ。


9合目過ぎの鳥居さん。空中に浮かんでいる見たいです。

九合五勺辺りで休憩してセルフ。風も穏やかでひ剤もマズマズ。登っている時はTシャツです。


頂上に近づくに連れて急勾配。高度は3,600。シンドイ!


山頂直下は雪の壁にも見えます。ピッケルを指しながらしっかり一歩一歩頑張ります。キツイ!けど山頂はあと少し。この辺りでは迷いなく上を目指す気持ちのみです。


14;01 やりました。富士宮口の山頂に到着しました。


ここに到着した時はやっぱり嬉しいですよー。日本一の山に登らせて頂きました。


この後、スノーボードを担いで登って来られたソロの方に撮って頂きました。ボード担いでってキツイだろうなー。お見事です(^^)


この後、剣ヶ峰というお鉢の周囲の中でも一番高い所、つまりは日本一の高さの場所へ向かいます。山頂でも風は比較的穏やか。雪の状態も良く、行けそうです。

 お鉢の中。今季はここで亡くなられた方のニュースも良く聞きました。


富士山気象観測所です。高度順応の為に、ここで数日生活してみたいです。


 14:50 来ました。ここが最高点!


ゆっくりと、ちょっと登っては立ち止まり上を見上げる。山頂の遠さに気が滅入ります。
地上の様には体が言うことを聞いてくれずシンドイです。

何回も引き返そうと思いました。

でも一歩一歩着実に頑張れば山頂に立てる不思議。
また今年もこの場所にこれて幸せでした。


さて時間も押し迫っていますので急いで下山します。
下山は雪の中を一直線に駆け下れるので楽でした。


7合目過ぎ付近で、山頂で写真を録って頂いたボーダーの方が滑り下りて来ました。気持ちいいんでしょうねー(^^)この日は、お会いしたのは5人だけ。少な!


17:09  無事に五合目駐車場へ到着しました。


息切れが激しい中の登山は体も頭もとても疲れます。
コンディションがマズマズの中、とても楽しい富士山チャレンジでした。


※それなりの装備と、ある程度の雪山経験が有ってこその、残雪期富士山チャレンジです。

現在は山開き前で、山小屋は五合目以降一切空いていません。登りたい方は、しっかりした装備と計画でお願いします。

まだまだ、天候次第ではとても怖い場所に様変わりしてしまいます。自己責任にて!

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